42歳を目前にして、正式にお医者さんからハゲことAGAと診断されました。
AGAとは、AndroGenetic Alopeciaの略で、男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)のことだそうです。まぁ日本語では「ハゲ」でおなじみの例のやつです。
美容師さんに「髪が多すぎて大変」と言われ続けた僕なのに、今でも前髪以外は多すぎて邪魔な僕なのに、ハゲ認定です。
AGAは日本男性50代以降で40数%がかかる国民病の割に、あまり理解が進んでいないですよね。僕も知らなかったので、治療の経過とともにここに認めたいと思います。
ハゲ(AGA)はとにかく早期治療
結論から言うと、「お前全然ハゲてないじゃん」と周りから言われるくらい、早期に治療を開始することが重要なようです。なぜなら
ハゲは止められない
から。I can't stop the loneliness of hair(髪の毛の悲しみは止められない)です。
治療すると毛は増えるようですが、「薬で症状を止めているだけで、薬をやめればハゲは再進行する。」っぽい。
AGAの症状
大学生の時に、久しぶりにあった知り合いが、
「お、お前何があったんだ?」

と言いたくなるくらい突然ハゲるやついたじゃないですか。
ああいうのはわかりやすいのですが、わかりにくいのは他人には気づかれない程度のステルスハゲみたいなやつですよね。
僕は「髪多いけど、意外と前髪やばくない?」とか数年前から言われていたので、もしかしたら手遅れかもしれません。
で、AGAの症状ですが、わかりやすいハゲだけでなく、
- 髪が細くなった
- 1個の毛穴から1本しか生えてない
とかもあるようです。僕の場合はまさにこれで、高校生のときは手の皮膚に刺さってたこともあるくらいだった剛毛が、なんとも頼りない細い毛になってたんですね。
わかりやすい兆候としては、「寝癖が直りやすくなった」ことも。昔は頭洗うしか方法がなかったのに、今は水だけで直ります(笑)
最近は「こりゃあ完全にハゲとるわ。」と自覚をしていました。
そもそもAGAとはどんな病気か
AGAとは毛が生え変わる周期が狂う病気だそうなのですが、面白くないので詳細は省きます。
毛の周期の乱れといえば、かつての村山総理ですよね。

・・・
で、AGAのポイントとしては、
- 完治はしない
- 早期治療が重要
- 大体男はいずれハゲる
を、抑えておけば良いのかなと。
完治はしない
「ハゲは治らない」
薄毛に悩む全国の男性には悲報ですが、まぁそりゃそうですよね。そもそも完治しない病気ってたくさんあります。僕が持っている通風こと高尿酸値血症もですし、糖尿病や片頭痛なんかもそうですよね。
たまに「通風治った」という人がいますが、本当に治ったかどうかは死ぬまでわからないわけです。最後の発作から死ぬまでの間は完治したと言えなくもないけど、結果論でしかない。
覆水盆に返らず、抜毛頭部に返らずです。
早期治療が重要
ほとんどの男性はハゲる、そしてハゲは止まらない、となれば早期治療が重要なのは自明。
AGA治療をしている人の中には「もっと早く始めればよかった!」と後悔する人が多いそうです。
そんなの当たり前じゃん、という気もしますが、ハゲは「否認の病」でもあります。
否認の病といえば「アルコール依存症」が有名ですが、「俺はまだ大丈夫だ!ハゲてない!」と自分で自分に言い聞かせて「否認」してしまうのですね。
人に薄いと言われても、「俺の父親は全然ハゲてないから大丈夫だ」とか言い張っていた僕もです。
父親以外の男性の親しい血縁者は「ほぼ全員ハゲ」なのにも関わらずです(笑)爺さんふたりとも、おじさん全員ハゲです。そりゃハゲます(笑)
大体男はいずれハゲる
「すべての人間はガンになる因子を持っている。ガンにならない人は、その前に他の原因で死んでるだけ。」

みたいなことがブラックジャックによろしくにありましたが、ハゲもまさにこれだと思います。
血縁者で唯一ハゲてない僕の父親も70を過ぎて、そりゃ昔よりは随分薄くなりましたし、100歳で高校生みたいに毛が生えてたら怖いです。
開始が10代~50代以上と幅がありますが、いずれ全員ハゲると思っておくのが吉かなぁと。
ジタバタ「否認」する羽目にならないためにも。
ハゲ(AGA)の治療薬
さて、肝心の治療方法ですが、薬の処方です。
- フィナステリド
- ミノキシジル
フィナステリドは飲み薬。ミノキシジルも飲む場合もあるようですが、僕はスプレーをもらいました。シャワー後に塗ってマッサージするやつ。
飲み薬は小さなやつを1日1錠飲むだけなので全く負担なしです。元々飲んでる通風の薬であるフェブリクと一緒に飲むだけ。
副作用

薬といえば副作用ですが、発生確率はそれほど高くないようです。
僕がもらったときに渡してもらった紙には「性欲減退」と書いてありました。
ググるとこんなのが出てきます。

やはり人生はままならない
「おぉ。。。神よ。。。」
という感じですが、やはり人生はトレードオフです。
ぶっちゃけた話、ほとんどの男性は「女の子にモテたい」から「ハゲたくない」わけですよね。
で、ハゲを食い止める治療をすると今度は◯んこが勃たない。
あちらを立てればこちらが勃たず
とはよく言ったもんです。
「ダイエットすると胸から痩せる」
という多くの女性の嘆きにも似て、人生の味わい深さを感じざるを得ません。(何を言ってるんでしょう僕は。)
AGA治療薬の効果
さて、効果の程ですが、「どうやらかなりの確率で効果が出る」ようです。
僕は飲み始めてまだ10日ほどなので、変化がわからない。分かったとしてもプラセボ効果って感じですが、今後の治療については随時加筆していきます。
ちなみに治療開始時の状況はこちら

こうしてみると前髪に関して言えば、確実にキテますね(笑)
増えるかどうか、自分自身を実験台に実験していきます。
ハゲ(AGA)治療薬にかかる費用
大体毎月1~1.5万円位みたいです。
どーせ治療なんて薬を飲むだけなので、個人輸入でも良いような気もします。その場合は数千円程度。(安全性は自己責任)
僕はちょっと外国に住んでいる関係で、日本での正確な治療費がわかりません。
効果が認められれば帰国後は個人輸入、もしくはハゲるに任せるかを選びたいと思っています。
っていうかハゲ(AGA)は悪いことなのだろうか
そもそも論ですが、ハゲって別に悪いことじゃないと思うんですよね。
欧米人は日本人ほど気にしないし、孫正義さんなんかも
「髪の毛が後退しているのではない。 私が前進しているのである。」
というすごい屁理屈名言を残されています。
髪の毛が減ったところで、別に人間の価値は減らないし、むしろシャンプーとか使用量減って経済的とも言えます。地球にも優しい。
先程「モテたいからハゲたくない」という話もしましたが、男性の場合「ハゲを食い止めるより、カネを稼いだほうが絶対モテる」ので、AGA治療してる暇があるなら起業でもしたほうが「モテる」という目的には近づきやすい。
どうせ完璧になど成れないのだから、諦めるところは綺麗サッパリ諦めるほうが人生楽に生きられそうです。
バーコードだけにはならないぞ宣言
とはいえ、ハゲサラリーマンに多い「バーコード7:3ハゲ」には絶対なりたくないです。
アレみんな絶対若いときはそう思っていたはずなのに、なぜあそこに行き着くのでしょうか。
見るからにハゲてるのに、気持ちだけ頭頂部に髪の毛を乗っけておくことになんの意味があるのか本当に謎です。「にしんの上のそば」くらい意味不明です。

世の中には二種類のハゲがいます。
- いじってもらえるハゲ
- いじってもらえないハゲ
絶対に前者のほうが得なので、僕に会うことがあったらぜひ
ハゲ治療頑張れYO!
とハゲましていただけますと幸いです。