副業としての民泊はオワコンなのか。宿屋のオヤジが考える。

民泊

おおくの日本人「民泊って一時期話題になってたけどもうオワコンなのかな?少しでも収入になれば助かるけど。。。」

  • 副業としての民泊はオワコンなのか。
  • 現役ホテル運営者による今後の未来予測【 元Airbnb スーパーホストです 】
  • 10万円が身を助ける?民泊にふく追い風
  • 今から準備しておくべきこと。

コレを書いている僕は、

・元Airbnbスーパーホスト
・Airbnb利用歴5年
・民泊での最大月収100万円超
・現役の京都ホテル運営者=宿屋のオヤジ
・独学で身に付けた英語でTOEICの模試855~900点

です。

副業としての民泊はオワコンなのか。

一時期あれだけ騒がれていた「民泊」もすっかり聞かなくなってしまいました。こうなってくると「オワコン」という言葉(もう使えなくなってしまったコンテンツという意味)。が良く使われます。

結論としては、

副業としては全然オワコンじゃない。

です。元Airbnbホストで、現役のホテル運営のプロとして断言します。

あ、Airbnbというのは日本で言う「民泊」を扱うサイトの先駆けですね。自分の家のあいてる部屋を登録して、外国人旅行者を宿泊させ、お金をもらうという仕組みです。

先日ひさしぶりに民泊仲間とミーティングしたのですが、副業としての民泊はまだまだ魅力があるよねぇという結論に達しました。

もちろん今現在はコロナがあるので難しいにしても、コロナが落ち着きさえすれば月10万円とかは全然行けると思います。

物件を買うなり借りるなりして運営する事業としての民泊は厳しいけど、自宅の空き部屋を貸す副業ならアリアリだよね、と。

民泊がオワコンであると言われるにはいくつか段階がありました。

・物件が増えすぎて稼ぎにくくなった時。
・民泊新法(住宅宿泊事業法)という厳しい法律ができた時。
・コロナで外国人観光客が日本から消えた時。

です。

僕は2014年の12月に始めましたが、正直当時の民泊は「いれぐい」状態でした。物件を用意して公開すれば予約は入るといった状態。

1年もしないうちに「民泊は儲かる」という話が日本中を駆け巡り、たくさんの物件が登録され、また専業でやる「プロ」や、企業の参入も相次ぎました。

はっきり行ってしまえば、今から素人が専業として参入するのはちょっと厳しい=オワコンであると思います。

コロナ後の需要の回復については後述しますが、

・すでにベテラン個人ホストがたくさんいる。
・事業として行っている企業もたくさんある。
・参入コストが上がってしまった。

などの理由で、素人が専業(民泊で生計を立てていく)のは一般的には難しいと言って構わないと思います。

もちろん民泊は飲食店のようなものなので、他にはない個性や魅力を持ってアピールできれば成功する可能性は十分にあると思います。

2014年当時のように素人が始めていきなり儲かるという状況からはずいぶん遠くなってしまったという意味です。

専業が難しい理由

いろいろ専業にするのが難しい理由はあるのですが、簡単に言うと儲かりにくくなったということです。

儲かれば専業にできるわけなので当たり前ですが、先程あげた点と重複しますが、

・売上が減って
・参入コストが上がった

ということになります。

売上が減ったのはわかりやすいと思いますが、参入コストとは何でしょうか。

大きな出来事として、2018年6月15日に「住宅宿泊事業法」という法律(以下、民泊新法)が施行されました。

の法律以前は、ようするにAirbnbホスト(Airbnbで部屋を出している人のことをホストと呼びます)無許可で宿をやっていたわけですが、当然のように旅館やホテルからクレームが入りました。

日本で宿泊業をするには「旅館業法」という法律の許可を得ることが必要ですが(外国で民泊をしたい場合はその国でも法律をチェックしましょう)、そのために必要な要件をクリアするために多額の投資をしているので当たり前といえば当たり前です。

その不公平性を解消するために新しく法律ができたわけですが、これが過度に厳しい内容になっています。いろいろ問題はあるのですが、一番大きいのは

年間180日までしか営業してはいけない。

という項目です。ようするに半年しか使えないということなので、事業用として物件を運営するのは一部(もともと半年しか稼働しない季節レジャー地など)を除いては現実的には民泊はできなくなってしまいました。

最近では民泊としてAirbnbに掲載されている部屋も、そのほとんどは旅館業法上の「簡易宿所」という許可を得て運営しているものが多いです。

僕が運営する京都東山ウィズも同様ですが、当然ながら初期投資が更に必要になります。

また民泊新法以前はようするに普通に生活できるだけの設備があればOKだったわけですが、新法によって消防などの設備要件や近隣住民への説明義務などが課されて、このあたりでも投資が必要になってしまいました。

副業としては全然OK

ここまで民泊のオワコン化要因を並べてきましたが、これらはすべて「事業として行う場合」の問題点のみです。

もともとAirbnbの原点は「余っている部屋を旅行者に貸してあげる」という思いっきり「副業」っぽいコンセプトでした。

儲かるとわかったのでいきなりビジネスになりましたが、もともとはちょっとしたお小遣いと、外国人旅行者との交流がメインのある意味「遊び」だったのです。

物件を用意するのではなく、自分のいま住んでる部屋を貸すだけなら初期費用もほとんどかかりませんし、月10万円は十分狙えます。

空いてる部屋に二人泊まってもらえば一泊あたり6~8,000円が相場です。15泊も取れれば約10万円になっちゃいますよね。

なので、今からでもコロナ後を睨んで「副業としての民泊」の準備をしてくのはアリアリだと思います。むしろ今なら参入する人が少ないので、コロナ後の成功は結構確率が高いのではないかと見ています。

副業で民泊をやるメリット

・初期投資が少ない(できるだけあるものとDIYでやりましょう)
・やりたくないときはクローズできる
・英語やその他外国語の勉強になる。

現役ホテル運営者による今後の未来予測【 元Airbnb スーパーホストです 】

コロナ後の民泊はアリと断言するのは、ある程度未来予測が立ちやすい世界だからという事もあります。

・コロナは所詮風邪
・日本の価値は上がる一方
・民泊しやすい、大事な環境になっていく

コロナは所詮風邪

今現在世界を大混乱に陥れている新型コロナウイルス Covid-19ですが、結局の所風邪のようなものなので、未来永劫この状態が続くわけではありません。

ウイルスの開発か、地球規模での免疫獲得か、はたまたある程度の諦めが浸透するまで。おそらく2年後くらいにはだいぶ落ち着いているのではないかと思います。

アジアに限って言えばコロナよりほかの病気や事故のほうが遥かに死亡者が多いわけですから、遅かれ早かれそうなっていくのは確実ですよね。

日本の価値は上がる一方

コロナは数年で落ち着くとして、その時の日本の魅力はどうなっているでしょうか。外国人から見た日本の魅力は

・東京、大阪のような大都市とサブカルチャー
・京都のような歴史、文化
・沖縄、北海道のようなレジャーエリア
・やすくておいしい食事

これらのポイントはこれからすべて価値が向上していきます。理由を説明しますね。

まず東京や大阪の課題はむしろ一極集中の解消です。リモートワークなどで地方回帰も起きそうですが、しばらくは心配する必要がないほどの大都市であり続けるでしょう。

世界的に見られた場合の東京は神奈川、千葉、埼玉などの近県も含んだ「東京圏」として比較されますが(国によって自治体のサイズ感が違うため)、実は東京圏のGDPは世界一です。

頑張って地方に人を振ったとしてもだいぶしばらくは大都市であり続けますし、秋葉原のようなサブカルの街はしっかり根付いているので、継続的に発展するでしょう。

京都や奈良、東京の浅草のような歴史・文化の街はどうでしょうか。これは簡単ですね。歴史や文化の価値はようするに「古い」ことです。いまはかなり歴史文化財保護の体制も出来上がっていますので、後は勝手に価値が毎年上がるだけ。

もっと言えば、京都のようなメジャーな場所だけでなく、外国人観光客の興味はマイナーな場所に裾野が広がっていくと思います。これはアニメの影響だったそうですが、日本人も知らない岐阜県の片田舎にタイ人が集まって話題になったりしました。

沖縄のダイビングや北海道のニセコスキーなど、もともと熱心な愛好家が来るような場所はコロナが終われば勝手に戻ってくるでしょう。もともと外国まで遊びに行くような人たちですからこの辺は固そうです。(僕自身もわざわざ外国に潜りに行くようなダイバーだったのでよくわかります笑)

「安くておいしい食事」。日本の中にだけいると日本の食事が安いという実感は持てないかも知れませんが、先進国の中では日本の外食はぶっちぎりで安いです。品質もまたぶっちぎりに高いのにです。

これは外国人旅行者にはおおきな魅力ですが、これもしばらく維持されることが予想されます。次の章で詳しく話しますが、日本は正式に「景気後退期」に入りました。(政府が公式発表しています)。

コロナによる失業者が増えるのもこれからが本番ですので、残念ながらこれから恐ろしいレベルの不景気に突入します。不景気の最中に物価を上げられるわけがないので、しばらく安くておいしい食事も安泰そうです。

10万円が身を助ける?民泊に吹く追い風

非常に残念ながら不景気に突入してしまいそうです。1981年生まれの僕はずーっと不景気なイメージですこの国(笑)ですが、副業民泊には追い風が吹きそうです。

地方移住が進む/やりやすくなる

コロナがもたらした唯一の良いことは「リモートワークの促進」ではないでしょうか。すでにリモートワーク前提の求人も出てきていますし、「地方から働く」も現実味が帯びてきました。

もう一方でこれからの不景気で「都会の生活を維持できない」という事も出てくるでしょう。

多少収入をおとしても、出費が少ない地方で暮らすほうが賢い選択であるという考えが広がっていきそうだと思っています。僕は東京出身ですが、正直あまり住みたいとは思いません(笑)

この「多少収入を落とした」補填に民泊からの収入が効いてきます。民泊新法で許可をとった場合180日しかできませんが、年間の半分でも月10万円が入れば大きいですし、繁忙期に限って営業することでもっと効率を上げることも出来ます。

そもそも民泊として「空いてる部屋を貸せる」ような大きさの家に住むのは東京や大阪ではなかなか出来ません。

これから増えると予測される、地方移住、Iターン、Uターン、リモートワークにぴったりな副業が民泊なのです。

こんな人にオススメ

民泊の最大の魅力は「誰でもできること」です。子育て中のシングルママさんが民泊のおかげで救われたなんて話はゴロゴロあります。

また、YouTuberやブロガー、ミュージシャンなど創作系の人の生活費の足しにもいいでしょうし、農業やりつつ農泊体験ができる民泊もいいかも知れません。

「人が心地よく暮らせる空間」

をつくって心を込めて接客すれば誰でもできるのが宿泊業の良いところです。

今から準備しておくべきこと。

そんなわけで、今からでもできることはしておきましょう。大きく分けて

・英語の勉強
・とりあえず泊まってみる
・物件探し/引っ越し
・許可取得
・airbnbに物件を登録

という感じです。

英語の勉強

別に英語は出来なくても民泊はなんとかなります。僕の知り合いでも英語全然できないホストはいますが、やはり大変そうだし、お客様にちょっと迷惑をかけてしまいます。

そんなに上手じゃなくても英語でコミュニケーションできるとお客様の満足度も上がりますし、自分が楽しいです。本格稼働まであと2年もありますので、せっかくだったら家族で勉強してみてはいかがでしょうか。

幸いなことにこのブログはもともとは「英会話の学び方」をお伝えしているブログです。僕が15年間勉強をしてきた中でたどり着いた最強の学習方法をブログにまとめていますので、まずは下記の記事から是非ご覧ください。

【 決定版 】日本国内で「しょぼい英語」を身につける方法【 マジで出来ます 】

最低限さえ身に着けておけば、後はゲストと話すだけでどんどん上達しくのも民泊の魅力です。

Airbnbに泊まってみよう

で、とりあえずAirbnbに登録です。

まずはユーザーとしてどこかに泊まってみるのがオススメです。予約の際に「ホストの話を聞きたい」と伝えて会ってもらえるところに泊まってみましょう。都道府県だけでなく市区町村でも独自の条例がある場合があるので、できれば同じエリアのホストがいいですね。

物件探し/引っ越し

これは、今住んでいる家で空いている部屋がない場合のみです。

あくまで「副業としての民泊」なので、民泊収入がなくても払える家賃くらいで探すのが良いと思います。

許可取得

民泊は許可をとってしまえば稼働してなくても特に固定費はかかりませんので、取れるようなら許可はとっておくのもいいと思います。

最近は日本人需要もあるので、パラパラとでも予約も入るかも知れません。ゆっくり練習がてら日本人に泊まってもらうのもいいと思います。いきなり外国人は緊張するかも知れませんし。

また、Airbnbではできるだけ上位に表示してもらうほうが有利なのですが、これも宿泊実績が多いほうが上位表示されやすいようです。最初は親戚に泊まってもらってでも実績をつけておくのが吉です。

各自治体によって窓口が違うので、「市区町村名 民泊 窓口」くらいで検索すると保健所などが出てきますので、一回電話して聞いてみると良いと思います。

Airbnbに物件を登録

後は写真を撮ってお部屋をAirbnbに掲載すれば準備は完了です。最初は安めの金額にしてゲストを待ちましょう。撮影については後日記事を書きますが、京都東山ウィズの写真は全て自分で撮っています。

あまりお金をかけられない民泊だからこそ、何でも自分で工夫してやっていくのもたのしいですよ(^^)

まとめ

長々とお付き合いいただきありがとうございました。まとめると、

・民泊は副業ならコロナ後も期待できる。
・広めの家に住んで、開いてる部屋を貸そう。
・今のうちに英語も勉強しておこう
・準備は今のうちにしておこう

という感じですかね。

民泊ホスト経験者で話すと必ず口をそろえるのが、「最初の時期は面白かったよね」という話です。

ビジネスに振っちゃうとどうしても楽しさが失われてしまいますが、副業として空き部屋を貸すスタイルなら旅人の交流もあるし、その楽しさを存分に味わえると思います。

家族連れで来るゲストの子供と、自分の子供が言葉を超えて仲良くなったという話もよく聞きます。

これから経済的に厳しくなるのが確実な日本で、誰でも楽しく収入に繋げられる可能性があるのが民泊です。

是非検討してみてください。

おすすめ記事:民泊やるなら英語はやっぱ出来たほうが良い。覚え方教えます。

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