Webライティングの現状と将来を解説。未来はどうなる?

ライターの雑文 ライティング稼業

新型コロナショックで仕事を失った人、収入が減少してしまった人はたくさんいるでしょう。かくいう僕も「外国人に特化したホテルの運営」をメインの事業としていたため、まさに直撃で、収入が前年同月比99%減みたいな状態で、しかもまだまだ持続しそうな気配です。泣きたいですが、泣いていても状況は変わりません。

幸い今すぐ食い詰める状態では無いものの、インバウンドが戻ってくる時まで耐えるため、日々の酒代を稼ぐために僕が始めたのは「Webライティング」でした。「文章を書くのが好き」でしたし、「誰でもできる」と評判だったからです。

近年の副業ブームの中、選択肢として常に挙げられていたライティングですが、実際にやってみて見えてくるところも多々ありましたので、今回は「Webライティング業界の現状と将来」に関する考察をお届けします。

副業を考えている方だけでなく、すべての方にオススメしたい内容にしてありますので、是非ご覧ください。

  • Webライティング業界の現状。本当に誰でも稼げます。
  • Webライティング業界の将来は危ない。airbnbショックの再来?
  • どうやって将来を乗り切っていくか。

この記事を書いている僕はほぼ未経験の状態からクラウドソーシングサイトでライティングの仕事を始めて、

・3ヶ月で認定ランサーに
・3ヶ月目で5万円/月を突破

しました。認定ランサーはランサーズというクラウドソーシングサイトの格付けのようなもので、条件はこんな感じになっています。

ライティング

また、クラウドソーシングでの受注のみでなく、日本最大の日本酒メディア、SAKETIMESのライターなんかもしています。こういう肩書になる仕事も重要に。

ライティング 実績

少し路線変更をしたので仕事量は抑えていて、金額はそれほど行ってませんが、フルコミットすればWebライティングだけでもなんとか食べていけそうな感じです。

そんな僕が実際にやってみた経験、そして今までのビジネス経験を踏まえてWebライティングについての考察をしていきます。

Webライティング業界の現状。本当に誰でも稼げます。

ライティング、副業
「こりゃあ本当に誰でもできるな。」

が僕の最初の感想でした。理由は2点。

・仕事が余っている
・大した文章力は求められない

仕事が余っている

これは副業ブームの文脈の中でも良く語られることですが、近年のWebメディアの急激な増加により、必要な記事数に対してまともなライターが足りていない状況です。

クラウドソーシング(企業とフリーランスをマッチングしてくれるサイト。ランサーズなどが有名)で仕事を取るには募集に対して提案して、ある種コンペを勝ち抜いて(選んでもらって)仕事をゲットするわけです。

もちろん最初の頃は提案を出して少しずつ仕事をもらって、自分に対する評価を蓄積していくわけですが、これが蓄積されてくると、むこうから「こんな記事を書いてくれませんか」というオファーが入るようになりました。

ライティング、ランサーズ、認定ランサー

上の画像は2021/3/19時点の僕の実績欄ですが、提案数43に対して受注数が37で、受注率が86%です。

某インフルエンサーによれば「最初は10提案して1つ仕事が取れれば上出来」である中非常に優秀な数字ですが、もちろんカラクリがあります。

とにかく仕事がたくさんあるので、

・クライアント様から頂くオファー
・リピーター様から頂く再オファー

をこなしているだけで受注数だけどんどん増えるのでこういった形になります。

実際にここ数ヶ月は僕からの提案はしていませんが、それなりの仕事量が維持されています。これもひとえに「仕事あまり状態」のなせるワザです。

大した文章力は求められない

文章を書いてお金をもらうと聞くと、

「そんな事言われてもお金をもらえるほどの文章は書けない。。。」

と思うのが人情ですよね。ところがWebライティングでは意外と文章力はあまり求められません。

もちろん「普通に読める」程度の文章力は必要ですが、一般の日本語力の範囲を超えたものではありません。僕自身はライティング仕事を始めるにあたって特に勉強はしていませんが、特に文章力について指摘を受けたことはありませんし、何度もリピートしてくださるクライアント様も複数いらっしゃいます。

なぜでしょう?Webライティングの仕事はざっくり2つに分けられます。

・SEOライティング記事
・経験談など自分の中から出す記事

SEOはなにかという話をしだすと1つの記事になってしまうので割愛しますが、簡単に言うと「みんなに検索されて、読まれて、モノが売れる記事」です。

このSEOライティングはかなりテクニカルに書いていくもので、メディアによって差はありますが相当緻密なマニュアルがあったりしますので、そのマニュアルに沿っていけば「誰でも書ける」仕組みになっています。

これはメディア側の都合を考えれば当たり前で、記事の質や内容を均一にしたいわけですから、「誰が書いても同じように仕上がる」マニュアルを作るのに相当力を入れている印象です。

こういった仕事を受けている分には高い文章力は不要ですし、むしろSEOや文章の勉強になるので初心者にはとても良い案件だと思います。

ただ、文章書きと言うよりは「部品を集めてプラモデルを作る」みたいな作業になっていくので、ここは好みが分かれるところかも知れません。

もう一つは「経験談」など自分のアタマの中から捻り出す文章です。コチラは自分の経験などに従って書いていくので、SEOライティングよりは構成を含めた文章力は問われるかも知れません。

が、プロの作家さんのような文章力を求められるわけではないので、通常の日本語力がある方であればSEOライティングでしばらく鍛えれば大丈夫だろうという印象です。

このタイプの記事はリサーチが不要であったり、ユニークな記事になりやすいことから書いていて楽しいし、コスパが良いのですが、経験談には限りがあるので、なかなかたくさんの仕事に繋がりにくいのがネックです。

どれくらい稼げるのか

では実際にどれくらい稼げるのか。

まず大事なのは単価を上げていく努力です。最初の実績、レビュー集めの段階は正直単価はどうでも良く、とりあえず数を積み重ねることが大事ですが、ある程度仕事が取れるようになったら単価をあげていきましょう。

まずは1文字1円以上の仕事のみに提案していきます。

クライアントサイドからオファーを頂く場合のほうが単価は高い傾向にあり、僕の仕事の単価はだいたい1.8~3円ちょっとになってきています。

とは言え、とりあえず1文字1円単価で試算してみましょう。

1記事あたりの文字数は3,000文字程度の仕事が多いので、1記事3,000円とすれば、

10記事/月で3万円
15記事/月で4.5万円
20記事/月で6万円

仕事のスピードは人それぞれですが、3,000文字ならリサーチ、執筆、入稿でかかっても3時間なので、会社員の方の就業後でも慣れれば十分月20記事はこなせると思います。

フルタイムでライティングに注力すれば単価も上がっていきますので、15~20万円位を目指すのも難しくなさそうです。

フルリモートでできる仕事なので、生活費の安いところに住めばこれだけで生活も可能で、夢のノマドワーカーデビューもできるかも知れませんね。

Webライティング業界の将来は危ない。airbnbショックの再来?

ライティング 副業

前の章ではWebライティング業界の現状についてお伝えしてきましたが、これはあくまで「今の時点」の話です。

市場というのはバランスの上に成り立つものなので、かなり流動的に変化していきます。

これは個人的な予測ですが、Webライティングはこれから1~2年程度で「稼ぎにくく」なるハズです。

理由はシンプルで「参入者の増加」が予測されるから。

新型コロナ禍は失業や減収だけでなく、リモートワークの普及も加速させました。家で稼げる仕事に魅力を感じる人が増えたということは当然参入者が増えます。

すべての価格は需要と供給のバランス(需給バランス)で決まりますので、記事の単価やコンペの競争激化はもはや予測というより、「ほぼ確実に起こる近未来」です。

これはライティングに限りません。動画編集やサムネイル作成の単価はすでに下落が始まってると聞きますし、誰にでもできる程度のプログラミングも同じでしょう。

思い出されるaiabnbショック

これは僕の体験談になりますが、現在のホテル運営事業を開始する前にairbnbで民泊運営をしていました。

比較的早い時期に開始したため、開始直後は驚くほどの利益率、稼働率でした。どんどん部屋を増やしてもバンバン埋まる。なんて良い商売なのだろう!

と、思っていたところで、突然始まったのが「価格、稼働率の下落」です。

「民泊は儲かる」という話が広まれば当然新規参入者は増えますし、民泊もライティングと同じく「誰でもできる仕事」であったためにその参入者の増加スピードは凄まじいものがありました。

激増すれば質の悪い事業者も出てくるわけで、そこからは皆さんもよく知る「民泊問題」に発展し、あえなく市場は急激な縮小という憂き目に合いました。ここからめちゃくちゃ厳しい法律の施行までを僕らはairbnbショックと呼んでいます(笑)

さてこの話、まさに今僕らの身近で起こっていこととよく似ています。そう、「ウーバーイーツ配達員の収入問題」です。

民泊やライティングよりも、ある意味でもっと「誰でもできる仕事」であるウーバーイーツ配達。これもつい最近までは月収100万円を超える猛者が現れるなど、新しい働き方としてとても話題になりましたが、民泊と同じように話題になれば新規参入者が増えるのは世の常。

最近ウーバーイーツ配達員の報酬額の下落というニュースが出てきました。非情に見えますが、ウーバーイーツとしては需給バランスに従って報酬を調整しているだけで、ある意味当たり前と言えます。

道交法違反やマナーの悪さも問題になり始めていますので、民泊と同じ末路を辿らなければ良いなぁと思いながら眺めていますがどうなることやら・・・

こういった事例を踏まえて考えれば、Webライティング業界も「来年も今と同じように稼げる」と考えるほうがむしろ不自然です。

民泊に泊まる人や、食事をする人と違ってWebメディアには物理的な上限はありませんが、日本語を読む人の人数と可処分時間の合計は変わりません。

既存メディアのネットへの置き換えや、今までネットに触れていなかった高齢者の方などへの普及などによってしばらく市場として拡大するかも知れませんが、いずれ必ずピークアウトしますし、その速度を上回る新規参入者があれば拡大途中でも価格は下落します。

そんなわけでWebライティング業界は、少なくとも数年中にはほぼ確実に「今より稼ぎにくい市場」になるでしょう。

どうやって将来を乗り切っていくか。

ライティング 副業

じゃあどうするか。

を考えてみましょう。「誰にでもできる仕事」の単価が下落するということは逆に言えば「自分にしかできない仕事」を作っていけば大丈夫ということにもなります。

良く言われる「他者との差別化」というやつですが、Webライティング仕事で考える差別化の例として挙げられるのは、

・SEOで売れる記事を書ける
・経験談がスゴイ
・権威性がある

あたりでしょうか。一つずつ見ていきます。

SEOで売れる記事を書ける

メディアを運営している個人や企業には当然ながら目的があります。最終的には必ず利益に結びつくものですが、直接的にモノやサービスを売ったり、メルマガや会員への登録だったり。

そのための記事を作っているわけですから、当然「よく売れる記事」を書けるライターは人気者になります。

ある意味でSEOの勉強は必須で、売れる記事の書き方を知ることは重要です。

が、ここで大きな矛盾とぶつかります。

SEOで売れる記事を書けるなら自分でメディアを運営するほうがはるかに儲かるわけですから、そうなるとむしろライターを雇う側になるので主旨が変わってきてしまいますね。

でも、僕らの目的は「Webライティングを継続する」ことではなくあくまで「カネを稼ぐ」ことなので、主旨なんて変わって全然オッケーで、WebライティングでSEOスキルを磨いて自分のメディアを育てていくというのも作戦の一つです。

このブログも現時点は拙いながら育てていこうと考えている僕のメディアです。

少し話はそれますが、自分で運営しているブログはWebライティングの仕事に提案するときにも名刺や作例として使えるので、自分のブログを持っていくこともオススメ(というか必須)です。

経験談がスゴイ

経験談がすごい人の文章には価値があります。一流のタレントやスポーツ選手の本はバカ売れしますし、SNSを始めれば一瞬で数万、数十万のフォロワーがつきます。

「自分にはそんなスゴイ経験はないよ。。。」

と、またもやネガティブ思考におちいりそうですが、世の中凡人のほうが多いので、むしろ凡人の経験談のほうが需要があったりします。キムラクの経験談は面白いかも知れませんが参考にはなりませんよね 笑

経験談は経験した人にしか書けないので、自分の経験が仕事に結びつく可能性を見逃さないように自分の経験を書き出しておくと良いでしょう。

人間自分ができることは「当たり前」として忘れてしまいますが、例えば新卒で入った会社で教わったことの中にも他人に役立つノウハウが入っているかも知れませんし、自分の趣味の中にもあるかも知れません。

Webライティングの仕事を始めたこと、お金を稼いだことも新しい経験として蓄積されていくわけです。

もちろん一朝一夕で突然経験値を爆増させることは不可能ですが、「自分の経験」というものにフォーカスするクセはつけておくと良さそうです。

権威性がある

権威性とは「この人が言うなら説得力があるなぁ」と感じさせる「肩書」などのことを指します。

この記事にしても「Webライティング未経験者」が書いていては説得力ゼロでしょうし、僕が書いている「英語の記事」に関しても、僕が英語を話せなければ何のこっちゃかわかりません。

逆に言えば「権威性」を高めていけばライターとしての価値が上がるということを意味しています。さて、どうやったら権威性が上がるのでしょうか。できそうなものを挙げてみます。

・資格を取る
・肩書を得る
・自分のコンテンツを売り出す

資格を取るのは一番手っ取り早いかも知れません。英語の記事を書くならTOEIC満点とか、経理や会計なら簿記1級など、受験者が多ければ多いほど記事の需要も多い。

自分の勉強の工夫や合格までの道のりもコンテンツになりますし、その資格を持っている事自体が権威性になります。

肩書も資格ににていますが、例えばツイッターなどで良く見かけるのが「GAFA勤務」という肩書です。

外資系企業のトップであるGAFA(Google, Amazon, Facebook, Apple)の社員の話なら聞いてみたいなと思わせるのが権威性のある肩書と言えます。

これは何も働いている会社だけでなく、「○○メディアの契約ライター」というライティング仕事を通して得られる肩書もあります。僕の場合で言うSAKETIMESがそれにあたります。

最後の自分のコンテンツを売り出すですが、個人的にはここに注力しています。

このブログを育てていくこともそうですが、まもなく「書籍を出版」します。

書籍と言ってもAmazonのKindleという電子書籍の出版ですが、ブログやnoteと違い「出版物」として認識されるところが大きいと考えています。

Webライティングの仕事の多くは「無記名」であるため、僕らライターの名前が表に出ていきません。著作権はメディア側に帰属することがほとんどですし、要するに「書いたら終わり」なのです(クラウドソーシング上での実績にはなりますが)。

電子に限らず書籍は出版してしまえば当然自分の名前が出ますし、何よりも「出版物の著者」であるという権威性が漏れなくついてきます。

じつは電子書籍は自分のブログを立ち上げられる方なら誰でも簡単に出版できるのですが、様々な心理的なハードルからブログやnoteに比べると相当参入者が少ないので、「現時点では」狙い目と考えています。

第一作はそろそろリリースできますので、リリースされたらまたその内容やヒントを記事にしたいと思いますので、是非またこのブログを御覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。現在進行系で取り組んでいる「Webライティング」についてお話してきましたが、これは「今は別にお金に困っていない」人にも是非オススメしたい。

ライティングじゃなくても良いのですが、「自分でお金を稼ぐ」ことはとても快感ですし、ライティングのように、「ゼロからお金を生み出す」のはなんとも言えない達成感や満足感があります。

自動的に世の中の仕組みやインターネット上でお金が動く仕組み、Webマーケティングの勉強にも。そしてもちろん確実に「文章力」が爆上がりします。ある意味で社会人の教養として、100円でも1,000円でも「一度文章で稼いで見る」はアリかもなんて思います。

「まぁクビになったら文章書いて食いつなぐよ」

って言えるのってものすごい安心感がありますよ。

Thank you for stopping by!!