茂木健一郎氏のTOEIC消えてほしい発言に思うこと

最強英語学習法 酒呑み英語

脳科学者として有名な茂木健一郎さんのツイートが英語アカウント界隈をザワつかせています。

「この世からTOEICが消えたらいいと思う。」

という過激な発言ですが、実際のところどうなのか、英語で10年以上仕事をしている僕なりに考察をしてみたいと思います。

件のツイートはコチラ、

まぁ、そりゃTOEIC頑張ってる人からすれば心中穏やかでは無いでしょうね。

  • いつも揉めてるTOEIC不要論
  • 茂木健一郎氏の主張は正論ではある〜TOEIC負の側面〜
  • TOEICスコアをとる理由

いつも揉めてるTOEIC不要論

茂木健一郎 TOEIC

どうも人間ってのは対立軸を作り出すのが好きなようで、英語アカウント界隈でも常に揉めているこのTOEIC要否問題。

結論から言えば「取りたいなら取ればいいじゃない。」に尽きるのですが、なかなかそうも行かない事情があるようで。。。。

ちなみに筆者である僕はTOEICは受験経験がありません。TOEIC否定派とか反対派というわけではなく、単純に「めんどくさい」からです。

高いお金を払って、会場に行って、2時間もかかるテストを何度も受けている時点でものすごい努力家で有ることはもう証明されているような気すらします。

コロナショックの折にTOEICが実施してくれた模擬試験の結果が855~900という点数だったので、本音を言えば取っておきたいです。何も対策せずに、ぼーっと聞き流しちゃった問題もいくつかあったのでちょっと対策すれば多分900は超えるでしょう。

TOEIC900は日本においてはとても美味しい「錯覚資産」なので(詳細は後述しますのでTOEICerの皆さん怒らないで)、取れるなら取っておくに越したことは無いと思うんですよね。

自宅の隣でやってくれればもしかしたら受けに行くかもしれません(笑)

なぜ消えてほしいのか

僕のような特にポリシーも無いお気楽英語話者はともかくとして、茂木氏のように「消えてほしい」というまでにはおそらく理由があるはずです。ツイッターにあるようにおそらく「正義感」からくるものなのだと考えられます。

少し茂木さんの考えを深掘りしてみましょう。

茂木健一郎氏の主張は正論ではある〜TOEIC負の側面〜

茂木っちの正義感から主張はこの文章に集約されていそうです。

「そんなところに英語の本質は全くないです。ぼくはTOEICのスコアを追い求める日本の英語学習文化は異様で、そこに費やされる膨大な社会的なリソースをもっと他のことに振り向けるべきだと考えます」

これね、僕を含む英語を実際に使っている人からすると「ホンマそれな」ってな感じで納得度が高い主張であるとは思います。

茂木ぴょんが考える「英語の本質」がどういったものなのかは想像するしかありませんが、僕個人的には「コミュニケーションを円滑に取るためのツール」と考えています。

この考えからすると、最も一般的なTOEIC L&Rはリスニングとリーディングしか測定しないという意味であまり本質を突いているとは言えなさそう。

多くの場合は「英会話」を目指して英語の勉強を初めたはずが、話す、書くといったアウトプットを全く計測しないTOEICのスコアばかりを追い求めるのは茂木ちゃんの言う通り「本質から外れている」のかもしれません。

実際に色んな国の人と英語の話を英語でしていると、日韓の人には「TOEIC高得点なのに全然話せない人」が存在します。

割合としてはそんなに多くは無いと思うのですが、悪目立ちするせいか、転じて「TOEICスコア取れても話せるようにならない」という極端な誹謗中傷にもつながっているようです。

語学は特に目的と手段を取り違えやすい対象と言えます。TOEICという日韓でだけ異常に力を持っているテストが英語学習者を狂わせてしまうのはTOEICの負の側面と言えるかもしれません。

本当の英語力を知るには?

モギーは本当の英語力を知るために、

その人と話、その人が書いたものを読むでしょう。論文や本を読んでもらってその感想を聞いたり、あるいはシアター教育で英語劇をやるのもいいかもしれません。

と言っています。そのとおりです。英会話力なんて話してりゃ大体わかります。だって会話力なんですから(笑)

でもこれってあらゆる資格、学歴に同じことが言えます。

医師、弁護士、公認会計士、東大卒などなど、こういったものはすべて「一定の基準をテストで満たした」ことを証明してくれるだけで、その職務を遂行する上で有能かどうかは全く関係ないんですね。

では例えばなぜ学歴フィルターや資格があるかと言うと、「有能な人を見つけられる可能性が相対的に高い。」からです。

法政大学(母校ですw)卒の人より東大卒の人のほうが少なくとも「受験勉強というタスクに置いて高いパフォーマンスを発揮した」ことは間違いないわけで、転じて努力をする能力、効率よく学ぶ能力にも長けていると考えられ、結果として「高い確率」で優秀な人材がいるわけです。

「東大卒のくせに仕事が出来ない人」がゼロにならないし、「法政卒なのに優秀な人」はたくさんいます。現在の日本国首相のガースーも法政の卒業生です。優秀かどうかは知りませんけど。

茂木チャソの言う通りみんなと時間をかけて交流してみればそりゃ本当の英語力はわかるのですが、そんなことしてる時間はどこにも無いから企業だったり学校だったりでTOEICスコアをハードルにしたりしているわけです。

TOEICスコアをとる理由

人々がTOEICスコアを取る理由には様々なものがあります。

・英語の講師だから箔付けに必要
・入社条件になっている
・進学条件になっている
・海外駐在員の条件になっている
・TOEIC出来たらモテる(と思っている)
・TOEICが趣味

などなど。

みんな必要だからやってるんですよギーモーさん。

特に日本企業の場合は社内に他人の英語力をジャッジできる人材が少なく、そういう人は海外駐在やら海外事業でたいていこき使われているので人事部に回す余裕がありません。

となると採用活動はほぼ「日本語しか喋れまてん」な人たちで行うのでもう無理なんですよ。「よくわかんないから一番普及しているTOEICのスコアにしとけばいいや」、ってなもんでしょう。

なので繰り返しになりますが、様々な事情でTOEICを頑張っている人はそのまま頑張ればいいし、TOEICは本質的じゃないと思う人は受けなければ良いというだけの話。

老婆心ながら付け加えるとすれば、「TOEIC対策に偏った勉強は多分効率悪い」ということです。僕が対策無しでそれなりの模擬試験でのスコアが出たように、英会話力を磨いていけば特に何もしなくてもTOEICのスコアは勝手に上がります。逆はそうはならない場合があるようなので、「英語力を上げた結果TOEICにスコアも上がっちゃった。なんかラッキー」くらいが良いバランスなのかなと思います。

ところで茂木さんて突然松本人志さんに喧嘩売ったり、ちょいちょい脳がバグりがちだと思うのは僕だけでしょうか(笑)