ライティング

仕事に使える文章術。起承転結とPREPと。

ライターの仕事を始めた(1年半の駆け出しです)っていう話をすると、「文章力あるんだねえ!」的な反応を頂きます。

英語圏に住んでたって言うと、「英語ペラペラなんだ!」って言われるのと同じです(笑)

実際のところ、単価数千円~数万円の仕事には、そこまで高い文章力=「プロの文章力」は必要ないんじゃないかなって思います。ていうか僕そんな文章力持ってませんしね(笑)

とは言え、仕事で文章を大量に書いていると普段の仕事に使える「気づき」もあったりします。今回はそんな話。

日本人「起承転結」に洗脳されすぎ問題

文章の書き方でまず思いつくのは「起承転結」じゃないでしょうか。学校で習いましたよね。

コレに洗脳されてる日本人多すぎです(笑)

起承転結で書くべき文章は「物語」とか「小説」とか「エッセイ」なんですよね。その文章を読むこと自体を楽しみ、味わうための構成。

ただ、副業的にライティングをしている僕みたいな人も含めて、「文章そのものを味わってもらう」文章を書くことはほとんどありません。

一般の(文筆業や、芸術作品以外の)仕事で書く文章は99%「起承転結で書くべきじゃない」文章です。なぜか。

結論にたどり着くまで時間がかかりすぎる

結論から書いたほうが良いんですよね。結論としては(笑)

起承転結を推理小説に置き換えれば、当然「犯人はお前だ!」の部分は最後である「結」に来ますよね。最後の最後に結論が得られる。物語だから当たり前です。

推理小説を読む目的は、真犯人を知ることではなく、それこそ起承転結の推移を楽しむこと。だから、「結論にたどり着くまでの時間」自体がメインコンテンツです。

一方ビジネスの場や、SNSで使う文章の多くは「情報を伝えること」です。なので、起承転結で書いてしまうと、「最後まで読まずに離脱」する人を必ず生むし、読んでくれる人の時間も奪いますよね。

また、一定の割合で「長い文章だと理解できない人」も存在します。「伝わらなかったら書き手のせい」は鉄則なので、起承転結ライクな長文を書くのはリスクとデメリットが大きい。

だから、「結論から書く」ほうが、ほとんどの人にとっては正解になる可能性が高いわけです。

PREPは話し方とか、仕事のメールにも使えるっぽい

日本語の特性からも「結論から書く、言う」っていうのも苦手な人が多い気がします。

「長々喋ったけど、ちょっと何言ってるかわからない」とか、「いつもメール長いけど、内容がない」とか、「飲み会で喋りっぱなしのオジサン」とかはどこの職場にも一人はいるもんですよね。

僕らはつい、「以後気をつけます!」とか言いがちですが、こういうのは習慣なので、仕組み(フレームワーク)を使わないと直らない。MECEとかSWOTとかああいうの。

結論から書く、ビジネス向きの文章フレームワークはPREP。例によって横文字ですが、

  • P : Point (結論)
  • R : Reason (理由)
  • E : Example (例示)
  • P : Point (結論)

わかりづらいので、この記事をPREPに置き換えてみましょう。

  • Point (結論):文章は結論から書くべき。
  • Reason (理由) : 伝わりやすい、読み手の時間を奪わない。
  • Example (例示):話が長いオジサンってウザいでしょ?
  • Point (結論):だから、文章は結論から書くべき。

こういう書き方だと、忙しい人や結論だけを知りたい人は、最初の部分だけ読んでそのメールを閉じられるわけです。

理由や例を知りたい人だけが読み進めれば良い。

結論が二回出てくるのは、「人間は最後に読んだものが記憶に残りやすいから」。例だけ覚えても結論に到達できないこともあるので、最後に結論をもう一回伝えて、しっかり脳に刻んでもらうわけです。

情報伝達系のメディアやブログの記事はほとんどコレで書かれてます。駆け出しライターがはじめに学ぶのもPREPでしょう。僕もそうでした。

「文章を読むのが得意な人は、長文書いちゃう」という落とし穴

コレはまぁライターなんて始めちゃう僕も該当します。だからこそ強制的に他人の目に飛び込むSNSではなく、こうして「自分のブログ」を作って好き放題書き散らかしてるわけです。(この記事がPREPになっていないのも、自分のブログだからです。)

で、この落とし穴は結構悩ましい問題なのですが、

「読むのが得意な人が書く文章は長い」

読書好き、作詞をする音楽家、医者、弁護士、高学歴な人たちなどなど。

「文章を読む」ことにかかるコストって人によって違います。

「大量に勉強しないと就けない職業」の人は、文章を処理する速度が速いはず。なので、自分が書いていても、推敲したとしても、「大した量じゃない」と感じるんでしょうね。

大食いファイターの人にとっての「牛丼特盛」と、少食オジサン=僕にとっての「牛丼特盛」では全く意味合いが違うのと同じです。フードファイターに取ってはスナック感覚かもしれませんが、僕にとっては2食分です。

ダラダラまとまりなく話す政治家や学者が多いことからも分かる通り、頭が良くて社会的な地位が高い人たちに「文章長すぎですよ」と指摘する人も少ないので、なかなか改善されないようです。いるでしょ思い当たる人(笑)

だから、文章は結論から。できるだけ簡潔に。

結論です(2回目)。文章は結論から、できるだけ完結に。

わかりづらい難解な長文を書いて上司に送るとするじゃないですか。で、その上司が読解力なかった場合、結構な割合でその上司にコンプレックスを産み付けます。

日本の伝統的な会社では「自分より優秀な部下を嫌う」上司がたくさん存在するので、特にJTC(Japanese traditional company)で働いている場合は、PREPを意識してできるだけ短く書くほうが無難です。

読解力が低い人は結構「こいつアタマ悪いなぁ」という視線に傷ついたりしています。

本来読解力や文章力は「仕事をする能力」とそこまで強い相関関係は無いのですが、なんか風潮として読解力を含めた言語能力が高い人が「頭が良い」と言われがちなんですよね。

そういうわけで、文章は結論から、できるだけ簡潔に。長文を書きたいなら自分でブログでも作ったほうが・・・

が、結論です(笑)。

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