ライティング

コロナで詰んでライターになったアラフォーおじさんの話。

200記事くらいはあったこのブログをゼロからリスタートすることにしました。

そんな話です。

コロナで大ピンチになってライターを始めた話

なんとなく「ヌルっ」と独立した僕はご縁あってホテルの運営受託という仕事をメインに個人事業主をしていました。

インバウンドを目当てに、某観光都市にあるホテル。

コロナの打撃を真っ先に、真正面から、盛大に受け止めた業種です。おそらく立ち上がりも最も遅い部類でしょう。一時期は完全に収入がゼロどころかマイナスに。

文字通りお先真っ暗な中、「とりあえずウーバーイーツか。。。」が頭をよぎりましたが、どういうわけか体力が全くつかない僕。小学校の給食は全く食べきれず、毎日昼休みや掃除の時間まで残って泣きながら食べさせられていました。辛かった。。。。

早々にウーバーイーツは諦めた僕が考えたのは、「物書き」。

もともと文章を書くのが好きで、Windows95時代から「侍魂」(おじさんしか知らないw)を真似たテキストサイトを作っていたくらいだったので、物書きならやりやすいんじゃないかなと。

これだけ聞くと見事に安直でバカみたいですが、Webコンテンツが大量増殖している昨今、書き手が不足しているという事を小耳に挟んでいたこと。コロナの直前から偶然好きな英語のブログを立ち上げていたこともあって、Webライティングという仕事に挑戦したわけです。

英語ブログを始めて撃沈

ホテルをやりながらできるビジネスは、ということで、これまた安直にもブログに飛びついていました。コロナ直前です。

YouTubeやネットで検索してみると「好きなことをテーマにすべし」とあったので、真っ先に20年以上も続けているギターが思い浮かびました。が、正直ギターを弾いている人なんてめちゃくちゃ少ないからなぁと思い、趣味の1つである「英語」で始めてみました。これが大失敗(笑)

あとあと知ったのですが、英語ブログは市場規模が大きいこともあって、めちゃくちゃなレッドオーシャンで、「酔っ払って英会話すんの得意です!」くらいのしょぼくれたおじさんでは全く太刀打ちできない世界だったんですね。

英語を教えるプロはもちろん、TOEIC満点を20回取りました!とか(なぜに!?)、在米20年です!みたいな猛者がゴロゴロいる地獄の戦場で、早々に戦意喪失(笑)

とりあえず100記事までは1日1記事上げるというマイルールは守ったものの、方向性も見失いウロウロと。

で、放置(笑)ブログ初心者のあるあるパターンではないでしょうか。

Webライティングの仕事をやってみた

そんな中にやってきた新型コロナウイルス。最初は本当に焦って、使ってない音楽機材なんかを売っぱらったりしてみたものの、継続しない収入はあんまり意味がない。

ってことで、せっかくブログも挑戦して撃沈したことだし、Webライティングの仕事をやってみようと思ったわけです。

ライターとして仕事をしてみたら

Webライティングの仕事をしてみようと決めたものの、ブログで撃沈したとおり、好きな文章を自分で立ち上げた場所に書いていてもお金になりません。

となると、発注を受けてそれに合わせて書く仕事から始めるわけですが、どこにそんな仕事があるのやら。

と、考えて思いついたのがクラウドソーシングサイト。ホテルを始める前にやっていたビジネスでWebサイトを作ってもらうのに利用したことがあったので、今度は自分が受注側に回ろうという魂胆ですね。

ランサーズで実績稼ぎ

ざっと調べたらライティングの仕事はランサーズが強いということを知り、ランサーズに登録。

実績ゼロでは良い仕事は取れないだろうなと思ったので、まずは500円みたいな低単価な仕事や、まるで関係ない仕事をいくつかこなしてみました。

単価が安くても僕のアカウントにつくレビューは「1」で同じです。ある程度評価を貯めるまでは低単価で我慢するのはこういったサービスではあるあるかも。

その中で面白かったのは、「海外エロサイト紹介ブログ用の画像にモザイクをかける」仕事(笑)

ブログの収益で大きいのは、特定の商業サイトに送客することで得られる「アフィリエイトフィー」なわけですが、当然アダルトサイトも有力な商材になります。

仕事の内容は、

  1. 送られてきた無修正の画像のある部分にモザイクをかける。
  2. 英文を翻訳して簡単な紹介文をつける。
  3. WordPressサイトに入稿する

という感じでした。1.は健康な男子なら飽きるまでは楽しいでしょう(笑)。始めて15年になる趣味の一眼レフカメラで培ったPhotoshopの知識がこんな所で活きるとは思いませんでした。

ギリギリ(なんの?)を攻める技術が評価されたのか(笑)、何度かリピートしてもらい評価を積み上げることができました。

Webライターの仕事ってこの辺が面白いんですよね。いや、無修正画像を見られることではなくて、収益サイトの中身を直接見られること。

何がどうしてどうなってスケベ男子から収益を上げているのかを、なんとなく学ぶことができます。

僕もいつか儲かるアダルトサイト・・・じゃなくて、サイトを作りたいと思いますw

こうして実績を稼いで結果、もともとの目的であった「ライティング」の仕事を少しずつ取れるようになりました。

Amazonで電子書籍を出してみた

クライドソーシングのライティングの仕事の多くは「無記名」です。公式には「僕の仕事です」とプロフィールには書けないことが多く、ランサーズ上の実績が増えても、ライターの実績としては使いづらい。

そこで先ず試みたのが、「記名記事になるメディアへの応募」でした。僕の名前が書いてある記名記事ならプロフィールに載せても問題ありません。

SAKETIMESという日本酒では国内最大のオンラインメディアがライターを募集していたので、応募したら採用されて、記事を書くことに。これで、「SAKETIEMS公式ライター」という肩書を得ました。嬉しかったです(^^)

こんな記事です:SAKETIMES:「一見さん」でも毎日通いたくなる、日本酒がうまい店—京都・木屋町通り「おばんざい あおい」

やっぱり自分の名前が掲載される記事が出るのは嬉しいものです。ギャラは安いけど。

気を良くした僕は、次のステップとして「書籍を出版」することにしました。ライターなら本でしょ!というまたしても安直な発想です。最近気づいたのですが、僕はバカなのかもしれません。

もちろんアラフォーにして駆け出しのおじさんライターが本を出したいと言っても、出してくれる出版社などあるわけもありません。

ですが、時代は令和。Amazon様が独自出版網として、Kindle Direct Publishing、訳して、「誰でも電子書籍出せますサービス」を展開しています。

初期費用はゼロ円だし、印税は最大紙の本の7倍である70%だし、Kindle Unlimitedという定額読み放題サービスで読まれた場合でも印税もらえるしってことで早速一冊出しました。

京都に来て沖縄音楽と出会って(なんのこっちゃ)、ギタリストとして見た沖縄文化を紹介する本です。

赤字ではないものの、特に儲かりゃしないのですが、電子とは言え自分の本が出るのは嬉しいものです。

楽しく飲み代を稼げた!

そんなこんなをしていたら、少し単価の高い仕事をいただけるようになったり、こちらから応募しなくても依頼をいただけるようになったりして喜んでいました。

これだけで生活できるほどではありませんが、飲み代くらいにはなったし、何よりまっさらなワード(Google Documentですが)に文字を打っていくことでお金がもらえるというのは、実に新鮮な喜びがありました。

ライティングはずっと続けていきたいなと思っていた矢先、あることに気づいてしまいます。

とは言え仕事だと自由に書けない

なんとまぁ、アタリマエのことですが(笑)

自分で出した電子書籍はともかく、請け負いでものを書くライティングの仕事は自分の思い通りには当然書けません。

構成を自分で作る場合でも、先方から頂く場合でも当然メディアや編集部の意向に沿う必要があります。一旦構成が決まったらある意味機械的に文章を書くことになります。

企業が運営しているメディアで、それぞれのライターが好き勝手に書いたら統一感がないバラバラなメディアになってしまうので、ある意味当たり前。仕事ってそういうものだと思うのですが、、、

文章を書きたい欲がぜんぜん発散されない!

ということに気がついてしまいました(笑)

「そんなことやる前に気付けよ」には反論の余地もありませんが、やってから気づいちゃったので後のカーニバルです。

ので、このブログを書き散らかし用にします(笑)

そういうわけで、「書きたいことを書く」ためにこのブログを使うことにしました。

もともと放置されてましたし、ドメインも僕の名前なのでライターとしてのポートフォリオサイトには悪くないでしょう。書き散らかした記事がポートフォリオとして使えるのかどうかは不明ですが(笑)

収益を目的にしない、ということ以外は方向性も全く未定なのでどうなるかわかりませんし、この記事こっきりでまた放置されるかもしれませんが、皆様の通勤時の暇つぶしにでもなればとても嬉しいので良かったらたまに覗いてやってください。

かしこ

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